「ESG取り組みによるポジティブな成果・効果に関する調査」の結果について
■調査概要
調査名称:ESG取り組みによるポジティブな成果・効果に関する調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2025年8月12日〜同年8月13日
有効回答:大企業(従業員数1,000名以上)のESG推進担当者 111名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

今回は、大企業(従業員1,000名以上)のESG推進担当者111名を対象に、ESG取り組みによるポジティブな成果・効果に関する調査を実施しました。
まず、ESG推進の取り組みについて何らかの変化を実感している担当者は93.7%に達し、ESG推進で実現した具体的成果としては、「資金調達コストの低下」が51.0%で最多となり、「業務効率化・コスト削減」が43.3%で続きました。社内文化・組織の変化では、「多様性を受け入れる組織文化が醸成された」が51.4%、「社員の自発的な提案・活動が増えた」が39.6%となっています。また、ESG推進においてやってよかった取り組みでは、「全社員研修の実施」(47.7%)や、「ESG専門部署の設置」(44.1%)が上位となりました。一方、苦労した点として「推進体制・ガバナンスの構築」と「データ収集・管理システムの整備」がそれぞれ45.9%で同率トップとなり、これらの課題は「専門チーム・組織の新設」(49.5%)や、「システム・ツールの導入」(42.3%)によって乗り越えられています。
今回の調査では、大企業におけるESG推進の実態とその成果が明らかになりました。近年、ESG経営は企業価値向上の重要な要素として注目される中、実際に大企業では組織文化の変革から具体的な経営効果まで幅広い成果を実現していることが確認されました。しかし、推進体制の構築やデータ管理システムの整備といった基盤づくりには多くの企業が苦労しており、専門的な知識とノウハウの蓄積が不可欠であることも浮き彫りになっています。こうした大企業の経験と知見を中小企業と共有し、サプライチェーン全体でのESG推進を支援する仕組みの構築が求められるでしょう。
■詳しい調査内容は、PR TIMESでご覧になれます。
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000088293.html