DXマーク認証制度について
DXマーク認証に興味のある事業者の皆様
評価項目と認証ランクについて
評価項目
- 「DXマーク認証制度」の評価項目は、事業者がDX化に取組む姿勢の明確化と個人情報保護法を中心とする関係法令の遵守を目的とした体制づくりと推進・運営、デジタル化に向けた業務フローおよびIT機器・ソフトウェア環境の現状把握と対策、将来におけるDX化推進計画(ロードマップ)、継続的にDX化に取組む為の人材育成などを網羅しており、中小企業のDX化における推進状況を評価できるものとなっております。
- 評価項目の構成は、4個の大項目・21個の中項目・124個の小項目から構成されております。
- 申請事業者により、DX化の推進状況に違いがあることを考慮し、当制度では各評価項目における達成度合いや推進度合により、評価を適切に行うため、3段階の評価ランクを設けております。
- 当認証の認証期間は取得後1年間となっており、次年度以降の更新については、DX化推進計画(ロードマップ)の実施状況および個人情報保護法にて定められている社員研修などの実施状況についても更新の判定項目として付加されます。
【⼤項⽬の概念図】

DX化推進体制
DX化推進の基礎となる経営方針/ビジョンおよび各種事項を網羅した経営計画が策定され、ステークホルダーに共有されている。またその推進にむけ、適切な運用管理ができる体制が整っている。
デジタル化(データ化とデジタル技術の活用)
取引及び業務におけるフローなど、社内外を問わず、デジタル技術の利活用による改革への取組みを推進すると共に、デジタル化による各種データをもとに新たな付加価値を提供できるインフラ環境を整えている。
DX人材
自社のDX化の推進を的確かつサスティナブルに進めるために必要な人材を育成・確保すると共に、人材育成にむけた知識習得機会や習得のためのモチベーションをあげるための取組みがなされている。
ビジネスモデル
DX化社会における、環境変化を適切にとらえ、自らがデジタル化を戦略的に取り入れ改革を起こすと共に、ステークホルダー、社会に対して新たな価値を創造する取組みがなされている。
各評価項目のマトリクス
- 各評価項目の構成は下記の通りとなります。
- 評価ランクごとに、対応すべき項目と対応状況の必要要件を設定しております。
DX化推進体制
経営者・会社によるビジョンとコミットメント及び適切なデータ管理
- ビジョン
- 経営コミットメント
- 組織運営体制(継続性含む:サブ人材)
- 個人情報保護方針
- 情報管理体制
認証ランク
3段階の認証ランクを設定
DX化推進に必要な体制を整えるための取組みから、DX化後の事業展開までを各事業ステージに応じて評価し、推進度合に応じて3段階の認証ランクを定めています。
- DX化推進体制
- デジタル化(データ化)
- 人材
- ビジネスモデル
ブロンズ
【概念の目安】
DX宣言・推進計画があり、各種情報資産の把握と管理方法が定められ、個人情報保護規程ほかの法令を適切に順守・運営すべく活動している企業
DX推進の方針・ビジョン・計画があり、経営者が自覚をもってDX推進体制づくりや、デジタル技術の活用に着手が出来ている状態。 DX人材については、DXアドバイザーの継続支援契約があれば社内に人材が不足していてもアドバイスを実行することを前提に配慮されます。
シルバー
【概念の目安】
ブロンズの基本事項に加え、自社の状況やDX推進にかかる取組推進状況が可視化されている企業
DX化の進捗確認ができる状態にあり、ビジネスモデル改革に向けた計画や自社状況の可視化が進んでおり、デジタル技術の改善ポイントが整理できている状態。DX人材については外部委託に頼らず社内人材の育成と確保に着手している。
ゴールド
【概念の目安】
DX化によるビジネスモデル改革を体現している企業
DX化による効果が可視化できており、ビジネスモデルの改革によって目指した優位性を実現できている企業。デジタル技術の改善実施も進んでおり、DX人材も社内のリソースとして十分、確保できている企業。