「中小企業のデジタルツール活用実態」に関する調査アンケートの結果について
本調査では、デジタルツールを導入している、従業員数30名未満の企業の経営者・役員217名を対象に、中小企業のデジタルツール活用実態に関する調査を実施いたしました。
まず、デジタルツール導入のきっかけを伺うと、「業務効率改善のため」が68.7%で最多の結果に。デジタルツールの導入について、中小企業経営者の約8割が満足しており、84.4%がデジタルツール導入により「業務効率化につながった」と回答しました。 他にも満足している理由として、「時間や資源の削減につながった」や「自社で決算書を作成できるようになった」などの声も挙がっています。一方で、デジタルツール導入に満足していない企業へ理由を伺うと、「十分に使いこなせていないから」が56.7%で最多となりました。
次に、自社でのDXの取り組み領域を伺うと、「経理・経費精算」が40.1%で最多、また、導入して「よかった」デジタルツールを伺うと、第1位「会計ソフト」(49.5%)、第2位「コミュニケーションツール」(32.4%)、第3位「ファイル共有/オンラインストレージ」(30.8%)の結果となりました。 更に、今後取り組みを検討したい/発展させたいDX領域については、「営業」が26.7%、「顧客・取引先管理」が23.5%でした。
一方で、中小企業の半数以上が、自社でDXを進める上での課題を実感しており、課題内容として、「専門知識のある人間がいない」や「情報が少ない」などが挙がりました。また、中小企業の5社に1社が、他社の取組状況に興味があるが、調べ方がわからないと回答し、他社の取組状況について、「同規模の他社状況を知りたい」(55.6%)や「規模職種に限らず情報を知りたい」(35.6%)の声が多数挙がりました。
今回の調査では、中小企業におけるデジタルツールの導入のきっかけの多くが「業務効率改善」であり、実際にデジタルツールを導入した企業において多くが業務効率化を実感出来ていることが判明しました。 現在中小企業が導入しているデジタルツールは、経理・経費精算などのバックオフィスのツールが多く、今後導入意欲のあるデジタルツールとして「営業」の声が多く集まったことからも、「営業」や「人事」、「マーケティング」などを含めた他領域でのDXが期待されます。
一方で、ツールの選定やツール導入における相談先に課題を感じている経営者も多く、「他社の取組状況」を興味がある様子も窺えました。本調査を通して高い満足度を見せたデジタルツールですが、ツール導入の際は、同規模、または同業他社におけるDX取り組み事例を参考にしたり、DXのプロの力を借りたりすることで、自社にとって最適なツール選びが可能になるのではないでしょうか。
■詳しい調査内容は、PR TIMESでご覧になれます。
URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000088293.html
また下記にてダウンロードもいただけます。