「ECサイト利用時のセキュリティ意識」に関する調査アンケートの結果について
ECサイトの利用者がどのような意識でお買い物をされているか、また、どのような観点でサイトを選択されているかなど、セキュリティ対策面を中心にアンケート調査を実施いたしました。ECサイトの運営をされている事業者の方をはじめとして、利用者の方にも参考にしていただけましたら幸いでございます。
■調査概要
調査概要:「ECサイト利用時のセキュリティ意識」の実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年12月7日〜同年12月9日
有効回答:過去1年以内に10種類以上のECサイトで買い物をした人539名
■サマリー
本調査では、過去1年以内に10種類以上のECサイトで買い物をした人539名を対象に、「ECサイト利用時のセキュリティ意識」に関する調査を実施いたしました。
8割以上の人が、利用するECサイトを選ぶ際に、サイトのセキュリティや個人情報保護についての対応について「意識している」ことがわかりました。
個人情報やセキュリティの取扱いに不安があるか無いかを判断する際に参考にしている情報として、「サイト内の口コミや利用者投稿」が62.4%で最多、次いで「GoogleやYahoo!などで検索した噂や評価」が59.6%、「サイト内にある特定商取引法に基づく表記」が52.8%という意見が集まりました。
また、9割の人が、セキュリティ対応や個人情報保護の取扱いに不安があるECサイトでの買い物を「躊躇する」と感じており、その理由として、「個人情報が流出しそうだから」が70.1%で最多でした。
続いて、改めてECサイトでの買い物のメリットについて尋ねたところ、「すぐに欲しいものを見つけられる」が29.5%、「配送で手元まで届く」が22.1%、「安く購入できる」が19.5%と回答がありました。
更に、ECサイトで買い物をする際に重視する点については、「商品の価格」が65.5%、「セキュリティや安全性」が53.8%、「口コミ評価」が50.1%と、セキュリティはもちろん、価格が安いことや、口コミという利用者の評価で判断される方も多いようです。
他にも「返品の利便性」や「口コミはサクラではないか」などの意見も挙がりました。
また、約5割の人が、購入時には「2~3種類」のECサイトを比較すると回答しており、実店舗を回るよりも手軽に他店と比較が出来ることに魅力を感じている人も多いようです。
そして、半数以上の人が、今後ECサイト運営者へ「第三者への閲覧履歴の提供を止める仕組み」の義務付けが検討されていることに「興味」を示しており、「既にこの義務付けの検討を知っている」と回答した人、約4割もいることも判明しました。
今回の調査では、コロナ禍を追い風にして、ネットショッピングの利用が当たり前となった昨今、利用者たちがサイトに対して信頼性を求めていることが明確となりました。現時点では口コミやサイトの見え方によって信頼度を図ることが多い状況ですが、数えきれないくらいのショッピングサイトがある中で、セキュリティや安全性を重視する傾向が益々強まることが予想されます。
消費者が安心して買い物をするための仕組みが、今まさに見直されようとしています。
■詳しい調査内容は、PR TIMESでご覧になれます。
URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000088293.html
また下記にてダウンロードもいただけます。